将棋ビジネスを考える 縁台将棋
将棋ビジネスを考えるシリーズ、第二回目は縁台将棋を通じて感じた事をまとめます。
縁台将棋イベントのまとめはこちら→
どうぶつ将棋について述べた記事はこちら→http://nonbiriya21.hatenablog.com/entry/2012/10/29/224029
こちらの写真を見てもらえば分かるように、実際に将棋を指した人はほとんどがお年寄りでした。
若い人は立ち止まってみて行くのですが、将棋に自信が無いのか、時間がないのか分かりませんが、実際に将棋を指す若い人は居ませんでした。
そしてご老人方が口を揃えて言うのは
「毎週やって欲しい」
「我々はヒマなんだよ」
という事でした。
将棋をしたいけど、相手が居ないという方も多かったです。
昨今、病院が老人の集会所になっているという指摘があります。
ちょっと痛いだけとか、ちょっと風邪を引いただけ。
若い頃なら絶対に病院に行かなかったような症状でも、
時間もあるし、病院に行けば同じ世代の人が居る。
だから病院へと行ってしまう老人が増えているそうです。
要は「ヒマ」なんですね。
ならば暇つぶしに将棋はいかがでしょうか。
十分に時間を潰せますし悪くはないと思います。
昔、喫茶店にインベーダーゲームが置かれたとき
喫茶店はインベーダーゲーム目的のお客さんでいっぱいになったと聞いています。
そこで老人の集会所と時間つぶしを兼ねて、病院のそばに将棋喫茶をつくるのはいかがでしょうか?
あの喫茶店に行けば誰かがお茶を飲みながら将棋を指している。
誰かが相手してくれる、そんな環境を作るのです。
街道場だとどうしても敷居が高くなってしまいます。
将棋をしない人も気軽に入れるような喫茶店。
でもそこには将棋盤が置いてある喫茶店。
連盟は子供への普及を掲げていますが、
むしろ団塊の世代からいかにお金を巻き上げるかを考えた方が良いのではないでしょうか?
老人向けの将棋教室も面白いと思います。
定年退職後、時間を持て余している人に「お金のかからない趣味」として将棋を紹介すれば手を出す人も多いでしょう。
駒の動かし方を知っている人は多いでしょうから、強くなるコツとして定跡を教えるぐらいで良いんです。
あとは楽しんでもらう、そんなコンセプトで十分です。
老人向けの将棋ビジネスとして
・楽しめれば良い!
・将棋で時間をつぶしてもらおう!
という意識があればいろいろと案は浮かんで来ると思います。