雑記

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将棋ビジネスを考える。 視点を変える

将棋ビジネスを考えるシリーズの第三回目です。

 

今回は少し視点を変えましょう。

今までは将棋を普及させる事とビジネスを平行して考えてきました。

将棋8割、ビジネス2割と言った所でしょうか。

今回はビジネス8割、将棋2割で考えたいと思います。

要は「将棋を使って儲ける」と言う事です。

 

将棋をやってる人は「頭がいい」というイメージをよくもたれます。

「頭に良さそうだから」という理由で子供に将棋を勧める親が居るぐらいです。

実際、大学生の全国大会の出場選手のほとんどは有名国立大や有名私立大の学生です。

将棋と頭の良さは相関関係があるみたいです。

 

それを塾業界は逆用してはいかがでしょうか?

 

塾業界はこれから少子化の影響を大きく受けます。

経営に行き詰まる塾がたくさん出て来るでしょう。

他の塾との差別化と、優秀な進学実績を作って行かねばなりません。

 

そこで将棋を使うのです。

 

土日の空き教室を使い、小学生を対象に将棋教室を開くのです。

 

塾は土日の午前中は空いている事が多く、教室が遊んでいる状態です。

会場代がほとんど0円で将棋教室を開く事ができます。

 

また小学生の間に塾に来てもらう事で、中学生になる前に直接広告をうつ事ができます。

将棋教室の終わりに生徒募集のプリントを一枚渡せば良いだけですからね。

また将棋教室に来てる子供達にとっても、他の塾よりも敷居は低くなります。

「将棋教室でお世話になってるから、中学校からもお世話になるか」

と思ってもらえれば勝ちです。

 

子供達も塾選びのポイントとして「仲の良い友達が居るか」を挙げます。

将棋教室で仲良くなってもらって一緒に塾に入ってもらいましょう。

 

また将棋を好きな子は考える事が得意で、将来優秀な大学などへの進学が期待できます。

頭のいい子へ育てるよりも、頭のいい子を塾に入れる方が効率よく進学実績を作れます。

将棋をやってる子は多かれ少なかれ頭を使うのを得意としています。

教える側からしたら「考える」習慣が身に付いている子は魅力的でしょ??

 

このように塾と将棋は非常にマッチングしています。

脳トレやボケ防止など、文言を変えれば他のビジネスにも転化できそうです。

 

 

人集めに将棋を使うのも良いでしょう。

前回も記述したように、将棋をみるだけの人は意外と多いです。

縁台将棋をやってみると立ち止ってみて行く人が非常に多いのが分かります。

 

人を多く集めたいイベントなどの一角に将棋コーナーを設けるのはどうでしょうか?

将棋コーナーに一旦立ち止まると、しばらくの間そこから人は動きません。

イベント会場を見てすぐに立ち去る人は多いもの。

しかし将棋コーナーを設けることでそのうちの何割かを会場に留めておく事ができます。

あるいは将棋で人を集める事もできます。

将棋イベントを覗きにくる人の多くは実際には将棋は指さず、見ているだけの人です。

つまりイベントなどでより魅力的なコーナーがあればすぐにそちらに移動します。

人集めに将棋コーナーは面白いと思います。

 

将棋に限定してビジネスを考えてはいけません。

将棋と何かを組み合わせる事で多くのビジネスチャンスが生まれます。

将棋は「子供」「脳トレ」「時間がある」などこれらのキーワードと相性抜群です。

もしご自身のお仕事と将棋を組み合わせて、より魅力的なビジネスが開拓できそうなら是非挑戦してみてください。