若いからこそ選挙に行こう
明日は衆議院選挙の投票日です。
日曜日ということもあり、なかなか忙しいかも知れません。
でも、いつもより10分早く家を出て、ちょっと投票所によれば投票ができます。
そして私は特に20代に投票に行ってもらいたいと思っています。
上は年代別の投票率の推移です。
20代の投票率が顕著に低くなっています。
逆に高齢者層の投票率は高くなっています。
高高若低(←今、勝手に作った言葉)は政治家にどのような影響を与えるでしょうか?
ちょっと考えてみましょう。
たとえば年金。
年金の財源は若い人の賃金から捻出されています。
若い人が一生懸命払ったお金を高齢者が受け取る構図になっています。
そして今、年金は財源不足に陥っていて、何かしら策を打たなければなりません。
策としては大雑把に2つ考えられます。
1つは年金の支給額を引き下げる事。
もう1つは年金の徴収額を引き上げる事。
前者は年寄りの負担を増やします。
後者は若い世代の負担を増やします。
このとき政治家は世代別の投票率を参考にします。
「どうせ若い人向けの政治をしたって若者は投票に来ないし・・・・」
「老人向けの政策をした方が次の選挙も当選できるかも」
結果、政治家は年金の徴収額を引き上げ、若い人に負担を強います。
投票に行かなければ投票に行かないなりのペナルティや負担が発生しているのです。
私たちの気がつかない所で。
これを回避するには投票に行くしかありません。
老人や中高年の人たちもずるいもので若い人に
「君たち、選挙に行かなければダメだよ」
なんて教えてくれません。
若い人が選挙に行くと、自分たちが困るのを知っているから。
昨日、twitterでもこんなつぶやきが見られました。
もし「20代の85パーセントが投票しました」という事態になったら、今回の選挙結果なんかどうでもいいくらい世の中が大騒ぎになって今後の政権運営も国会も次の選挙も大変な変わりようになる。たぶん見てて爆笑できるぐらいにこの国は面白くなる。お願いですから行ってくれませんか。
— 田中泰延 (@hironobutnk) December 15, 2012
明日は選挙に行きましょう。
若い人の投票率を上げて、日本を変えませんか??
+関連リンク
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20121206 明日は最高裁判官の国民審査も行われます。