雑記

由なし事を書き綴るだけ

向上心

最近、ベトナム人と一緒にドライブする機会があったのですが

しゃべっている中で感じたお話をとりとめも無く書いてみます。

 

その前にちょっとした背景を。

日本で成績が優秀な人はだいたいがお医者さんになりますが、

ベトナムではソフトウェアエンジニアになる事が多いです。

それはベトナム人の平均月収が3万円なのにたいして

ソフトウェアエンジニアの平均月収は8万円だそうです。

またソフトウェアを作っている会社のほとんどが外国資本です。

なので英語ができないとそう言う会社に入れません。

また日経資本の会社では、マネージャーになる為には日本語が必須です。

つまり、英語、日本語、そして母語ベトナム語)の3カ国語を話せる事が重要なスキルなのです。

(もちろんその上でプログラミングの知識も必要ですが。)

 

うちの会社の関連会社がベトナムにある関係で、ベトナムから日本へ出向って形で来ている人が居ます。

まだまだ日本語が不得手って事なので英語で会話していました。

ベトナム人の彼曰く

「英語をスキルアップしたい?だったら英語の曲聴け!そして歌え。」

「俺は毎日、英語と日本語の練習をしている。」

「これからの時代、英語が大切だ。だから英語の勉強、協力するぜ」

 

その言葉にはハッキリと強い向上心を感じました。

言葉には出しませんでしたが、「俺がベトナムを変えてやるぜ」と言わんばかりのニュアンスでした。

 

こんな話、日本人同士ではできません。

 

日本の若い人が集まってもせいぜい好きな車の話とか恋バナとかその程度。

向上心があり実際に努力している人って居るのでしょうか?

 

これからは先進国と途上国の教育格差がインターネットと英語によって解消され

学ぶ意思があるかないかで差がつくようになってきます。

つまり途上国からもどんどんと優秀な人材が輩出される事が予想できます。

途上国の人材は学校という枠に捕われる事無く、

向上心の赴くままに知識を仕入れていきます。

一方で日本人は学校での勉強すらいい加減にし、試験さえ乗り切れれば良いという考えで一夜漬け。自分で勉強することはほとんどない。

 

今回一緒にドライブしたベトナム人は30歳ですが

それでもどん欲に勉強していると言っていました。

 

俺も見習わないとなーと感じた一日でした。

 

グローバル化とは何か―文化・経済・政治 (The Open University)

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