雑記

由なし事を書き綴るだけ

ブレインストーミングのポイント

http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/stanford.html

2年前にNHKスタンフォード白熱教室にて放送されていたものを

文字にまとめておきたいと思います。

 

第一回はブレインストーミングのポイント

ブレインストーミングはアイディアからアイディアを生み出す思考法です。

 

どうやってテーマを決めるの?

テーマを決めるにあたって、適切なサイズのテーマを選ぶ必要があります。

「どうすれば世界が平和になるか」と言うような漠然とした広いアイディアは選びません。

「ブレストに使いやすいペン」など

みんなが興味を持てて、深く掘り下げやすいテーマを選びます。

 

メンバーはどう選ぶの?

ブレストのメンバーは、視点の異なる参加者をたくさん集めます。

例えば企業なら、人事部、総務部、開発部・・・・

時にはユーザーに参加してもらう事も大切でしょう。

そして参加者はブレストのメンバーに呼ばれた事を名誉に思い

自分の視点が必要とされていると理解した上で、自分の意見を積極的に出すようにします。

 

実現不可能なアイディアも組み込む

「ブレスト」と「開発」は大きく違っている事を留意してください

開発は実際にこれから具体的なものを作る作業です。

従ってそれなりのコストがかかります。

一方、ブレストは可能性を探る段階です。

従ってコストは人件費やブレストでつまむチョコレート代ぐらいです。

またブレストではアイディアの評価をしない事が大切になります。

実現不可能なアイディアも、別のアイディアを生む事があります。

実現不可能なアイディアを大切にしてください。

 

ブレストを行う時間は?

10分〜45分ぐらいが理想です。

ブレストは落ち込んだ気分を吹き飛ばしてくれたり、

脳を活性化させるような狙いもあります。

なのでブレストを行って「疲れたー」と感じているようではいけません。

元気が残っているうちに切り上げる事が大切です。

 

また無理だと思うような目標を立てるのも大切です。

例えば「30分で500種類の新しいアイスを考える」こんな感じで目標を立てておけば

250種類のアイディアを出した所で半分に来たという実感がわきます。

 

アイディアの連鎖を狙う事も大切です。

ブレストの初めにでてくるアイディアは、記憶の引き出しから引き出したものにすぎません。

アタマをフル回転させてひねり出した第二、第三のアイディアこそすばらしいアイディアが秘められています。

 

ブレストを行う人数は?

6〜7人が理想とされています。

あまり人数が多くても少なくてもダメです。

facebook社では、ブレストを行う人数はピザ2枚を食べきれる人数と決めているそうです。

 

どういう風にブレストを進めていくか

立って行う。

立って行い、歩き回る事でアイディアが出やすくなります。

リーダーは決めない。

ブレストの参加者は皆平等です。

また全員がペンを持つ事も大切です。アイディアは浮かんだ瞬間にホワイトボードに書き込みます。

バカげているアイディアを恐れずに出す。

すべてが突拍子もないようなアイディアでは困りますが、

新しいひらめきを得る為にはバカげているようなアイディアも必要です。

アイディアを批評しない

上記と同じ理由です。「いいね!」

「そのアイディアに付け加えてもいい?」「yes,and」

人の出したアイディアに自分のアイディアを付け加える事は大切です。

ブレストが終わったときに、付け加えが繰り返されて

一体どれが誰の意見か分からなくなってるぐらいが理想です。

 

用意するものは?

アイディアを書き込む為のホワイトボードと参加人数分のペンは必須です。

アイディアはすべて参加者が見える所に書き込みます。

その上で、ピザとかコーヒーとかチョコレートとか・・・

何かつまめるものがあればいいですね。

発想を刺激する為の、色、小物、ペン、筆記用具・・・

とにかくアタマを刺激してくれるものがあれば良いです。

 

マインドマップを使ってブレストを進めるのもよいですね。

 

NHK DVD スタンフォード白熱教室DVD BOX [DVD]

NHK DVD スタンフォード白熱教室DVD BOX [DVD]