市議会議員ってお得じゃね?って調べてみた
もっとも身近な議員さんとして市町村議員さんがいます。
彼らは大選挙区で選ばられるため、トップ当選者と最下位当選者では得票数に大きな差が出てきます。
トップで当選しなくても、最下位で当選してしまえば、手厚い給料が4年間保証される。
あれ?お得じゃね?と思って実際はどうなのか調べてみました。
以下は2017年6月30日現在のものです。
今後の人口減少や財政規律により変更になることも考えられます。
有権者数 309,538人
投票率 42.09%
立候補者数 41人
最下位当選者とその得票数 竹内重也 2,230票
月額報酬 600,000円
期末手当(ボーナス) 2.95ヶ月
2231票を獲得すれば年収約900万円ですね。
しかも58%の方は投票に行っていません。
この投票を行っていない方々に訴えかける長野市のための政策を訴えれば
簡単に当選できそうですね。
有権者数 41,832人
投票率 49.18%
立候補者数 21人
最下位当選者とその得票数 石合 敬 561票
月額報酬 355,000円
期末手当 2.95ヶ月×1.4
さすがに月額議員報酬は長野市に劣りますが、その分をボーナスでカバーしています。
年収570,000円なら長野県なら中堅社員〜管理職社員といったところでしょうか?
562票の獲得で当選できるのも魅力です。
千曲市 市議会議員選挙(2016年4月26日選挙実施)
有権者数 51,155人
投票率 67.68%
立候補者数 26人
最下位当選者とその得票数 大沢 洋子 893
月額報酬 309,870円
ボーナス 2.95ヶ月分
選挙への関心も高いからか、立候補者も多いです。
須坂よりも有権者が多いのに月額報酬は少ないです。お得感は無いですね。
有権者数 18,934人
投票率 68.41%
立候補者数 18人
最下位当選者とその得票数 渡辺 美智子 408
月額報酬 263,000円
ボーナス 記載見当たらず(おそらく他の市町村と同じ??)
長野県内の市では最小の人口だった飯山市。
人口が減れば減るだけ投票率が高くなるんですかね。
国政並みの投票率です。
新幹線の駅ができて、まちづくりに情熱を燃やす方ならやりがいはあるはず。
有権者数 36,777人
投票率 64.27%
立候補者 23人
最下位当選者とその得票数 阿部 光則 748票
月額報酬 302,400円
期末手当 2.95ヶ月
中野市の前回選挙で、きっとなんの準備もせずに立候補された方がいらっしゃいました。
札場照征さん(76) アルバイト
なんと得票数はたったの42票でした。
少数票で当選できる地方議会選挙とはいえ、なんの準備もせずに立候補するとこうなってしまうんですね。
長野県の北信地域の市はいずれもまともな選挙が行われていることがわかりました。
山ノ内町 町議会議員選挙(2015年4月26日)
有権者数 11,402人
投票率 ****
立候補者数 14人
月額報酬 173,000円
ボーナス 不明
なんと選挙が実施されませんでした!!
月額報酬が少なすぎることが原因ですかね。17万円だと新入社員並みの報酬です。
自営業などで別に収入のある方でないと議員になるのは難しいですね。
立候補者が少ないのもそのためではないでしょうか。
立候補されている方もおそらくいろんな方にお願いされて渋々引き受けている状況でしょう。
選挙が実施されないと民主主義が働いているとは言い切れません。
小布施町 町議会議員選挙(2015年4月26日)
有権者数 9,209人
議席 14
立候補者数 14
月額報酬 175,770円
小布施町も同様に選挙は実施されていません。
健全な民主主義を実現させるためにも、志ある自営業を行なっている政治力がある方の立候補をお願いします。
栄村 村議会議員選挙(2017年4月23日選挙実施)
有権者数 1,750人
投票率 84.86%
立候補者数 12人
最下位当選者とその得票数 相沢 博文 101
月額報酬129,000円
期末手当 不明
長野県一の過疎化率を誇る栄村では選挙が実施されていました!!
そしてその投票率に驚かされます。
高齢化が進めば投票率は上がり、民主主義はより成熟していくのでしょうか??
それにしても月額報酬が低すぎますね。最低賃金下回っていませんかね??